電子ルーレット
5つのLEDを光が流れ、ボタンを押すとそのどれかで止まるという、五者択一に役立つ電子ルーレットです。
回路、プログラム共に初心者向けというような容易なものに見えますが、「できるだけ安価で実用的なもの」というテーマで作ってみました。その上で、幾つかの付加機能(演出)も入れています。

回路、プログラム共に初心者向けというような容易なものに見えますが、「できるだけ安価で実用的なもの」というテーマで作ってみました。その上で、幾つかの付加機能(演出)も入れています。

前述のようにこの電子ルーレットは、以下のような目標を以下の順の優先度で目指して作りました。
①単価が安いこと。個人でも通常まとめ買いするもの(抵抗など)はその単価で計算する。尚電池は価格に含めない。
②実用的なものであること。ただ光る、などではなく、少しでも生活に役立つ見込みがあるもの。
③上項を満たしたうえで機能をできるだけ増やすこと。
まず①は最後にして②について。
実用的なものとしては時計などが良く挙がりますが、これは数字表示の7セグLEDや水晶振動子がどうしても高価になってしまうため、作れません。だからと言ってLEDが点滅するだけでも役に立たないので、その光に安価に意味を持たせられるルーレットにしてみました。
次に③について。
もっとも単純なルーレットとしては、「ボタン押下→LED流れ始める→ボタン押下→LED停止」という動きになりますが、ただチカチカ動いてピタッと止まるのも(それはそれで面白いかも知れないが)簡単すぎて面白くないので、下記の機能を付けました。
単価をできるだけ安くするようにし、1円単位で削りました。大きいものから紹介すると、
・マイコンは僕の知る限り秋葉原で最も安く入手できる、秋月電子のATtiny2313を用いました。1個100円。
・スイッチは秋月電子で100個買いしたもので、1個8円。
・意外と大きな問題なのが電池ボックスでした。3~5[V]を供給するには単三等を2~3本直列が簡単ですが、2011年1月現在最安なのは秋月電子の35円。これでは高いので、電池スナップを使い、006P電池の9[V]をレギュレータで5[V]にしました。スナップが10円、レギュレータが秋月電子S-812C50AY-B-Gで、8個100円、1個12.5円なので、1セット22.5円。
・基板は秋月電子60円基板の7/25列なので、一個分約20円。
・LEDは秋月電子の100個400円のもので、1個分、5個で20円。
・抵抗は100本100円なので1本1円。
従って、電子ルーレット一つ当たり171.5円になります。
抵抗はLEDの電流制限用ですが、複数の並列のLEDを抵抗一本で使ってはいけなく、それぞれに抵抗が必要というのが常識です。その理由の一つは個体差があるためで、例えば3個のLEDにそれぞれ20[mA]流す計算で、計60[mA]が一つの抵抗で流されてるとすると、このとき3つのLEDの順方向降下電圧に差があった場合、流れ込む電流に差ができ、一つのLEDに20[mA]を大きく上回る電流が集中して流れる危険があります。この電子ルーレットは少しずつLEDが消えていく間に次のLEDが少しずつ点き、二つ同時点灯してるように見えますが、交互に目に見えない早さで点滅させ、同時には点けていないため、抵抗は一本で済ませられます。
また今回、初めてフラックス洗浄を行ってみました。と言っても専用の洗浄剤などは買っておらず、手持ちにあったアルコールを布と綿棒に含ませて拭いてみました。アルコールは多分塗料を薄めるために買ったものでしたが、試してみると結構きれいになりました。

配線面(洗浄前) 配線面(洗浄後)
回路図

プログラム
roulette.txt
hexファイルはアップロードの都合上拡張子を変えてありますので、「.txt」を「.hex」に変更してご利用ください。
ヒューズビット
2011/03/15 ヒューズビット High,Low逆
①単価が安いこと。個人でも通常まとめ買いするもの(抵抗など)はその単価で計算する。尚電池は価格に含めない。
②実用的なものであること。ただ光る、などではなく、少しでも生活に役立つ見込みがあるもの。
③上項を満たしたうえで機能をできるだけ増やすこと。
まず①は最後にして②について。
実用的なものとしては時計などが良く挙がりますが、これは数字表示の7セグLEDや水晶振動子がどうしても高価になってしまうため、作れません。だからと言ってLEDが点滅するだけでも役に立たないので、その光に安価に意味を持たせられるルーレットにしてみました。
次に③について。
もっとも単純なルーレットとしては、「ボタン押下→LED流れ始める→ボタン押下→LED停止」という動きになりますが、ただチカチカ動いてピタッと止まるのも(それはそれで面白いかも知れないが)簡単すぎて面白くないので、下記の機能を付けました。
- 点灯、消灯はフェードを付け、電子蛍のようにだんだん点きだんだん消える。
- 一定時間が経つとスリープモードになるため、電源オフが必要ない。10-2[mA]精度のテスター実測で、スリープ時の消費電力は0.00[mA]であった。
単価をできるだけ安くするようにし、1円単位で削りました。大きいものから紹介すると、
・マイコンは僕の知る限り秋葉原で最も安く入手できる、秋月電子のATtiny2313を用いました。1個100円。
・スイッチは秋月電子で100個買いしたもので、1個8円。
・意外と大きな問題なのが電池ボックスでした。3~5[V]を供給するには単三等を2~3本直列が簡単ですが、2011年1月現在最安なのは秋月電子の35円。これでは高いので、電池スナップを使い、006P電池の9[V]をレギュレータで5[V]にしました。スナップが10円、レギュレータが秋月電子S-812C50AY-B-Gで、8個100円、1個12.5円なので、1セット22.5円。
・基板は秋月電子60円基板の7/25列なので、一個分約20円。
・LEDは秋月電子の100個400円のもので、1個分、5個で20円。
・抵抗は100本100円なので1本1円。
従って、電子ルーレット一つ当たり171.5円になります。
抵抗はLEDの電流制限用ですが、複数の並列のLEDを抵抗一本で使ってはいけなく、それぞれに抵抗が必要というのが常識です。その理由の一つは個体差があるためで、例えば3個のLEDにそれぞれ20[mA]流す計算で、計60[mA]が一つの抵抗で流されてるとすると、このとき3つのLEDの順方向降下電圧に差があった場合、流れ込む電流に差ができ、一つのLEDに20[mA]を大きく上回る電流が集中して流れる危険があります。この電子ルーレットは少しずつLEDが消えていく間に次のLEDが少しずつ点き、二つ同時点灯してるように見えますが、交互に目に見えない早さで点滅させ、同時には点けていないため、抵抗は一本で済ませられます。
また今回、初めてフラックス洗浄を行ってみました。と言っても専用の洗浄剤などは買っておらず、手持ちにあったアルコールを布と綿棒に含ませて拭いてみました。アルコールは多分塗料を薄めるために買ったものでしたが、試してみると結構きれいになりました。


配線面(洗浄前) 配線面(洗浄後)
回路図

プログラム
roulette.txt
hexファイルはアップロードの都合上拡張子を変えてありますので、「.txt」を「.hex」に変更してご利用ください。
ヒューズビット
Low | High | Ext |
E4 | DF | FF |
2011/03/15 ヒューズビット High,Low逆
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